毛布を洗う機会は少ないと思いますが、実は汗や皮脂でけっこう汚れています。
いつもはファブリーズなどで除菌・消臭をしていても、半年に1回程度を目安に洗うと、気持ちよく使うことができます。
毛布を洗うタイミングは、毛布を使う前の秋頃と毛布を使い終わった春頃を目安に洗えばいいでしょう。
毛布を洗う前に確認すること!
毛布を洗う前には、毛布に付いている取扱表示を見て水洗いができるのかを確認しないといけません。洗濯機マークや手洗いマークが付いていれば、自宅で毛布を洗うことができます。
表示マークの上にバツが記載されているマークが表示されている場合は、洗うことができません。
洗濯表示(洗濯マーク)は2016年12月世界で共通に使用されているISO(国際規格)の記号と同じ表示に変更されました。
毛布を購入した時期により、洗濯表示(洗濯マーク)が異なりますので、下記のイラストを参考しにしてください。
●2016年11月までの表示
●2016年12月以降の表示
毛布を洗う準備
まず、洗濯を始める前に毛布を物干し竿にかけて、毛布に付いている埃を綺麗に落とします。毛布は繊維の密度が高いので、繊維と繊維の間に埃が溜まりやすくなっています。
洗濯をする前にしっかりと埃を落としておくことで、毛布を綺麗に洗うことができます。
毛布にシミや汚れがある場合には、汚れている部分に洗浄液を浸みこませておきましょう。洗う前の処理を丁寧に行うことで、毛布の洗い上がりがキレイになります。
使用する洗剤
毛布を洗う場合には、通常の洗濯洗剤を使用します。念のため、毛布に付いているタグを確認し、中性洗剤使用マークがあれば、中性洗剤を使用します。
毛布の毛並みを保つためには、おしゃれ着用洗剤を使っても良いでしょう。色物の毛布を洗う場合は、漂白剤が入っていないもの選びます。
洗剤は、液体洗剤をお勧めします。粉洗剤は、毛布の繊維の間に入りこんでしまい溶け切らない場合があります。
毛布の洗い方
自宅で毛布を洗う場合には、洗濯機で洗う方法と浴槽を使って洗う方法があります。
洗濯機で毛布を洗う!
毛布を洗う場合の洗濯機の設定は、「毛布コース」や「大物洗いコース」にしてください。洗濯機により表示方法が違います。
レギュラータイプのドラム式に搭載されている「ダニバスターコース」は、 通常の洗濯では落ちにくいダニを繊維から引きはがし、 洗濯で洗い流すことができます。
また、毛布専用ネットに入れて洗う方と、毛玉になるのを防ぐことができます。
洗濯機に水を入れた時に毛布全体がしっかりと浸かっているか確認して、全体が浸かっていないときは、両手でしっかりと押して水を含ませてください。一度、毛布が水を含むと重みで浮かび上がらなくなります。
浴槽で毛布を洗う!
洗濯機で毛布を洗うことができない場合は、浴槽で洗う方法もあります。
浴槽に水(ぬるま湯)と洗剤を入れ、足で踏み洗いをします。足踏み洗いをする時には、滑って転倒しないように注意をしてください。
充分に足踏み洗いを行えたら、最後はシャワーでしっかりとすすいで終了です。
毛布の干し方
毛布を干す場合は、物干し竿を2本使って、M字に干してください。1本の物干し竿で干すと、毛布は分厚いため内側が乾きません。内側にも空気を通すためにも2本の物干し竿でM字に干してください。
また、途中で裏返すと早く乾かすことができます。面倒ですが、裏返すと本当に早く乾きますよ。
もし、自宅で洗うのが難しい場合は、クリーニングに出すかコインランドリーの大型洗濯機で洗うといいと思います。最近は郊外に大型のコインランドリーが増えてきて、毛布が洗えるタイプの大型の洗濯機も多く設置されています。