1人暮らしは、いろいろと出費が多くて大変です。出費の中で大きな割合を占めるのが、家賃と食費です。家賃は、引っ越しをしないと変えることができないので、節約をするなら、食費を見直すのが最も効率の良い方法です。
1人暮らしの方の食費の平均額は、大学生は約2万5千円、社会人は約4万円です。社会人の方が食費が多いのは、いろいろな付き合いが多くなり、外食をする機会が多くなるからです。
また、アルコール代も増える傾向にあります。社会人の方なら、収入の15%前後に抑えるのが理想です。収入が20万円なら、3万円前後となります。
食費の節約方法は、ご飯を食べずに我慢するということではなくて、上手に節約しながら美味しい料理を作る方法もあるのです。食費を節約できるちょっとしたコツと安上がりだけれども簡単においしく作れるメニューがあります。
また、自炊なしで外食オンリーの方でも食費を節約できる方法は、たくさんあります。
目次
自炊無しで食費を節約する方法
1人暮らしの方で、自炊を全くしない方も多いようです。自炊をすれば、食費を大きく抑えることができるのですが、自炊無しでも食費を抑える方法はあります。
お惣菜はスーパーで買う!
お惣菜を買う場合は、コンビニを利用しないようにしましょう。最近のコンビニは品揃えも良く、24時間営業しているので、すごく便利なのですが、ハッキリ言って、コンビニのお惣菜は割高です。
お惣菜を買う場合は、スーパーを利用しましょう。狙うのは、閉店間際に安くなった惣菜の見切り品です。
スーパーでカップ麺が安くなっている時には、まとめ買いをしましょう。1個100円以下で購入できる場合もあります。
ただし、食費を抑えるために、カップ麺ばかり食べるのは止めましょう。栄養のバランスを考えて、食べ過ぎには注意してください。
外食は、クーポン、学食、社食を利用!
また、外食をする場合は、クーポンを利用して、節約をしましょう。
学生の方なら、大学の学食を積極的に利用すと食費が安くなります。社会人でも利用できる大学の学食も多くあります。会社に社員食堂がある場合は、積極的に利用しましょう。
市役所の食堂や病院の食堂の中には、一般の人が利用できるところも多くありますよ。
自炊をしなくても、ご飯だけは自分で炊く
自炊が苦手な方でも、ご飯だけは自分で炊くようにすることで、食費を大きく節約することができます。
毎日炊かなくても、炊くときには大目に炊いて、残ったご飯は冷凍にしておけば、電子レンジで温めるだけで美味しいご飯を食べることができます。
お茶碗の一膳分ずつ小分けして冷凍しておけば、解凍して食べやすいですよ。
自炊が得意なら激安スーパーでの大量購入で食費を節約!
1人暮らしで食品を節約するためには、近所のスーパーを上手く利用するのです。近所のスーパーで安売りをしている時があれば、その時に大量買いをすることで節約をすることができます。
大量にまとめ買いをすれば、節約の効果がそれだけ高くなるのです。ただし、まとめ買いをする時には注意しないといけない点もあります。
何も考えずに、ただ間に大量に買ってしまうとこのような失敗をしてしまいます。
大量のまとめ買いの失敗例
- たくさん買いすぎて、使い切らずに腐らせてしまった!
- 多く買いすぎて、冷蔵庫や冷凍庫に入り切らない!
- 買ってきたのは良いが、前に買ったものがまだ残っていた!
誰もが一度や二度は、このような失敗を経験されているのではないでしょうか。
せっかく安く買うことができても、腐らせてしまったり、余らせてしまっては、結局、無駄遣いということになってしまいますよね。
こんなことが無いように次の4点に注意をして買い物をすれば、無駄を省くことができます。
1週間以内に食べきれる量を考えて購入する!
安い値段で食料を大量に購入することは、大きな節約効果があるのですが、同じようなメニューが毎日続いてしまうと嫌ですよね。
せっかく買った食料をきれいに使い切らずに余らせていると、腐らせてしまう原因になります。特に生鮮食品を買うときは、1週間以内に食べきれる量をきちんと考えて購入するようにしましょう。
初めて買うときは、少なめ購入し、自分の一週間に食べる量を把握することで、次回から買いすぎてしまう失敗をなくすことができます。
先に作るメニューを考えておく!
無計画にただ単に大量に買えばいいというものではありません。先ほども書きましたが、余らせたり腐らしたりしてしまうのは、全く意味のないことです。逆に無駄遣いをすることになってしまいます。
近所のスーパーで買い物するときは、チラシで安い食料をチェックしたら、1週間ほど先まで作るメニューを簡単に考えておきましょう。そうすることで必要のない食料を買う必要がなくなります。
1週間分の献立の載っているレシピ本を購入して、それを参考に食料を買い揃えていくもの良いかもしれません。
野菜を買う時は、バランスを考えて!
野菜を買うときには注意してもらいたい点があります。野菜には保存方法が4種類あることをご存知でしょうか。この4種類の保存方法とは、常温で保存する、冷蔵で保存する、冷凍で保存する、乾物として保存する、の4種類です。
この4種類の保存方法の中で、最も早く使わないといけないには冷蔵で保存する野菜です。それ以外の保存方法が可能な野菜に関しては、今週の料理の中で使わなくても、来週の料理で使うこともできるのです。
ですから、野菜を購入する時には保存方法を考えて購入するようにしましょう。冷凍ストックが可能な野菜は、冷凍しておくと、すぐに調理に使えるので便利ですよ。保存方法別に表にまとめましたので、参考にしてください。
野菜の保存方法別分類
冷蔵:キャベツ、レタス、白菜、きのこ類など
冷凍:ほうれん草、カボチャ、ブロッコリーなど
乾物:切干大根、干ししいたけなど
お肉は小分けして冷凍すると使う時に便利!
食品の中で1番高価な買い物になるのは、お肉です。肉は高価なので、安い時に購入しておくことで、節約効果が高まります。
冷蔵庫に入れて保存しておくだけでは、2~3日で品質が落ちてしまいますので、冷凍保存を選択することが賢い保存の方法なのです。冷凍保存の方法にも、ちょっとしたコツがあります。
お肉を冷凍保存するときは、1回で使う量ずつラップに包んで小分けして、冷凍庫に入れておくと使うときに楽に使うことができます。塊のまま凍ってしまったお肉は、切るだけでも大変な作業ですからね。
冷凍したからといって、いつまでも保存しておける訳ではありません。冷凍したお肉は1か月以内に使い切るようにしましょう。
食費を節約できるおすすめのレシピは?
安くて早くて簡単に作れて、おいしいものが食べたいな~という時にお勧めのレシピがあります。それは、ツナ缶キッシュです。
ツナ缶キッシュの材料
- ツナフレーク(油不使用) … 約半分
- 卵 … 1/2個
- コーヒー用クリーム … 1個(5cc)
- 牛乳 … 15cc(↑のクリームパック3杯)
- ピザ用チーズ … 好きなだけ
- 塩 … 少々
- コショウ … 少々
- パン粉 … 大さじ1
- ほうれん草などの野菜 … お好みで
ツナ缶キッシュの作り方
- ツナ缶を開けて、ツナを半分ほど取り出す。
- 卵を溶きほぐし、残っているツナ缶とチーズ以外を材料をすべて入れ、よく混ぜる。
- 残りのツナ缶に流し入れて、スプーンで混ぜる。
- チーズを上にかけ、オーブントースターで12分ほど焼く。
- 膨らんできたら出来上がり!
ツナ缶キッシュは、簡単でおいしいので是非作ってみてください!
学生なら、まかない付きのアルバイトを探す手も!
学生の方なら、食費を節約するためにアルバイトを選ぶ時にも、飲食店などの「まかない付きのアルバイト」を探すのも良い方法だと思います。
例えば、定食屋さんのまかないなら、自宅で作る料理よりも栄養バランスも良いし、健康のことを考えてもお勧めできます。
体育会系のクラブに所属している男性の方などは、まかないなら遠慮することなく、お腹いっぱい食べることもできますよ。