部屋の中でいつもタバコを吸っていると壁紙がタバコのヤニで汚れてしまいますよね。このヤニの汚れに悩んでいる人は、多いのではないでしょうか。
タバコを吸う時には、できるだけ換気扇の下で吸うようにしたり気を付けていても、いつの間にか部屋の壁紙にヤニがついて黄色くなってしまうんですよね。
では、このヤニの汚れはもう落とすことができないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。工夫をして掃除をすれば、キレイになりますよ。そこで、壁紙についたヤニ汚れをキレイに落とす方法を紹介します。
目次
壁紙についてしまったヤニを落とす方法!
そもそも、タバコのヤニは水溶性で、ニコチンやタールなどの油性分でできています。油性ということは、アルカリ性の洗剤で落とすことができます。
オススメのアルカリ性洗剤が5つありますので、紹介させていただきます。
重曹
重曹を使うと、壁紙の黄ばみやタバコの臭いを手軽に取ることができます。重曹は、無臭なので薬品や洗剤の臭いが苦手な人にお勧めの方法です。
皮膚に付いても無害なのですので、小さいお子さんやペットのいるご家庭の場合は、洗剤よりも安心して使うことができます。まず、重曹1カップに水2カップの割合で混ぜて、濃いめの重曹水を作ります。ぬるめのお湯の方がさらに効果が高くなります。
重曹水は、アルカリ性なので、ヤニの油汚れに有効なのです。スポンジに含ませて、汚れている箇所を軽く擦ります。その後で、水拭きと乾拭きを行います。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、炭酸ナトリウムと重曹の複塩です。重曹よりもアルカリ性が強いので、脂肪酸やたんぱく質の汚れを効果的に除去してくれます。(重曹の約10倍のアルカリ性だと言われています。)
ヤニ汚れがひどい箇所には、セスキ炭酸ソーダが効果的です。ホームセンターなどで手に入れることができます。
アルコール
アルコールも重曹と同じく、ヤニの油性分を薄めるのには効果的です。ドラッグストアで売られている無水エタノールや消毒用のアルコールを使うと綺麗に掃除をすることができます。
アルコールは初期のヤニ汚れを落とすことができます。アルコール(エタノール)は、揮発性が高いので、基本的には、二度拭きは不要です。
ヤニだけでなく皮脂の汚れにも効果を発揮するので、壁にある部屋の電気のスイッチも綺麗になります。手が良く触れるドアノブや取っ手なども一緒に綺麗にしましょう。
オレンジオイル配合洗剤
こびりついた頑固な汚れには、オレンジオイル入り洗剤が効きます。オレンジオイルとは、オレンジの皮から抽出された成分のことです。
オレンジオイル配合洗剤は、優れた溶解力と洗浄力をもっているため、長年放置されていたヤニ汚れにも効き目があります。オレンジオイルが壁に浸みこんでしまったヤニを浮かび上がらせてくれるからです。
オレンジオイル配合洗剤は、5~10倍に薄めて使います。スプレーで壁に噴射してから、しばらく待って、濡らしたタオルで拭き取る。その後で乾拭きを行います。
漂白系洗剤
ヤニがひどい箇所は、最終手段としてキッチンハイターなどの漂白系洗剤を使用します。漂白系洗剤は、白い壁にしか使うことができません。
また、強力なため、壁紙の変色には注意してください。まず目立たない箇所に塗り、問題ないかを確認してから使ってください。漂白系洗剤は、水で薄めて使います。
汚れをふき取った後は、漂白剤の臭いを取るために2~3回水拭きを行い、最後に乾拭きで仕上げます。臭いが強いので、作業中の換気には、注意してください。窓を開け、扇風機の風で空気を循環させておけば良いでしょう。
壁紙を掃除する時のコツ!
壁紙を掃除をするときのちょっとしたコツを紹介します。
壁を掃除する時のコツ!
- 仕上げの水拭きと乾拭きは忘れずに!
- 水ではなく45度ぐらいのお湯で拭いてください。
- 変色しないように、隅の方で試し拭きを!
- 壁紙のつなぎ目に注意して、拭いてください。
- メラミンスポンジを使うときは擦り過ぎないように!
これらに気を付けるだけで汚れの落ち方が変わってきます。それでもひどいヤニ汚れはプロでも完全に落とすことはできないそうです。手遅れになる前にこまめに掃除するようにしましょうね。
綺麗になったら、ヤニが付かないようにする!
壁を汚れないように綺麗な状態を保つには、部屋の中でタバコを吸わないのが一番です。禁煙できればいいのですが、そう簡単にはできないですよね。
できるだけ、ベランダなどの外に出て吸ったり、定期的に掃除したりと工夫して、ヤニがつかないようにしましょう。
自分で綺麗に掃除ができないのなら、プロの掃除屋さんに任せてしまうのも、アリですよね。ここで紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。