コンタクトって痛そうだし怖いし・・・でも使ってみたい!と思われるかたもいらっしゃるかと思います。実際、コンタクトってどんなものなのでしょうか?注意すべきことは何があるのでしょうか?
コンタクトを安全に使用するために大切なことをまとめてみました。
目次
初めてコンタクトをつける時に注意すること
主に4つ、注意すべきことがあります。
装用時間を守ること
1つのコンタクトをつけっぱなしはダメです。コンタクトの種類によって違う装用時間を守ってください。
使用方法を守って正しく使用してください
特に、レンズ保存ケースがあるタイプの場合、このケースを清潔に保ってください。
定期検査を受けること
自覚症状のないまま、眼障害が進んでいることがあります。何もないと思っても、定期的に検診を受けてください。
何かあったらすぐ眼科医へ
目の充血や、つけたときの異物感を装着の際に毎回確認してください。何かあったときにはすぐに眼科医の診察を受診できる人でないと、コンタクトには不向きです。
コンタクトを上手にはずすコツは?
ソフトコンタクトレンズのはずし方
コンタクトを教えられた通りに外そうとしても、うまく外せないこともあります。その時に使えるテクニックを紹介します。
- 前髪をとめて、髪が目にかからないようにしてください。
- しっかり瞬きをして、目を潤してください。
- 鏡を見て取るさい、少しあごを引いて、上目遣いの姿勢でとってください。
- 視線を鏡の中の自分にしてください。コンタクトに触れる指を見る必要はありません。
- 外すときに使う指(利き手の中指)の水分はしっかり拭きとってください。
コンタクトをしたまま寝ても良いの?
コンタクトをしたまま寝ることは、目にとっていいことではありません。仮眠の時でも外すようにしてください。つけたまま寝ると、目の感染症になる可能性が5~10倍になります。
また、実は睡眠中、眼球は結構動いています。この動きでレンズが端の方にずれることや、折りたたまれしまう可能性もあります。
さらに、乾いたレンズは目を傷つけやすいです。傷から菌が入ってしまうこともあります。
目の酸素が減ってしまうことも問題です。角膜細胞の新陳代謝のバランスが崩れ、角膜の厚みが増し、「コンタクトを外してから眼鏡をかけても良く見えない」といった状態になることがあります。
目の酸素量に関してもう一つ注意すべきことがあります。目の細胞の一つである角膜内皮細胞という細胞は生まれた時の量が最大で、どうやっても増えることはありません。
酸素不足になると、この細胞が減ってしまいます。この細胞が一定量以下になると、失明です。
いかがでしたか?怖いことばかり紹介してしまいました。しかし、コンタクトは正しく使用できれば、全く目に問題はありません。
正しく使用し、コンタクトをうまく活用してみてください。