食中毒の予防として大切なのは、手洗いです。食中毒の原因で一番多いのは、ウィルスや細菌などが付着した食品を食べてしまうことです。調理前の手洗いが不十分である場合、食べ物にウィルスや細菌などを付着させてしまう可能性が大きくなってしまいます。
食中毒の3原則は、「付けない・増やさない・殺す」です。食中毒予防のすべての基本は手洗いなのです。
食中毒の予防として、手洗いが効果的な理由!
食中毒の原因であるウィルスや細菌、微生物などは、人の手を介して食品を汚染してしまいます。蛇口、ドアノブ、ごみ、ペットなど、色々なものに触れた後に魚、肉、野菜を触ると食品を汚染してしまうことがあります。
ノロウィルス、O157、カンピロバクター、サルモネラなどは、少量でも食中毒を発症することがあります。
食中毒の予防には、手洗いが重要だということは認識されていると思いますが、十分な手洗いができていない場合が多いようですので、手洗い方法の見直しが必要です。
手を洗うタイミングとしては、トイレの後、ごみを捨てた後、加熱しない食品に触れる前、盛り付けの前です。手洗いの時に注意しないといけないのは、手に洗い残しがあることです。洗い残しの多い部分としては、指先、手のひらのシワ、親指の付け根、手首、爪と皮膚の間などです。
手洗いの手順
①流水で手を洗う
②洗浄剤を手に取る
③手のひら、指の腹面を洗う
④手の甲、指の背を洗う
⑤指の間を洗う
⑥親指の付け根を洗う
⑦指先、爪の間を洗う
⑧手首を洗う
⑨洗浄剤を流水でよく洗い流す
⑩手を綺麗に拭く
⑪アルコールによる消毒
食中毒予防の手洗いは、1度だけでなく、2度洗いが有効だとされています。