あがり症になりやすい人となりにくい人では何が違うのでしょうか。この違いが分かれば、今、あがり症で困っている人が、人前に出てもあがらなくなるかもしれません。
この違いについて、お伝えします。
あがり症になりやすい人
あがり症には、あがり症になりやすいタイプの人となりにくいタイプの人がいます。真面目すぎる人やプライドが高い人、完璧主義者の人はあがり症になりやすい傾向にあります。
これらの性格に当てはまる人は、周りと比べて自分がどうなのかをよく気にする人だといえます。つまり、「周りの人にどう思われるか」ということをよく気にするタイプだということです。
こういったタイプの人は、自信のあることをするときは良いのですが、自信がないときはまず失敗したときのことを考えてしまいます。もしくは失敗するのではないか、という不安がつきまとうのです。
この不安が、あがり症を引き起こしてしまいます。周りの人にどう思われているのかを不安に思うことにあることと関係しているようです。
また過去に失敗をしてしまった経験がある人は、その経験がネックとなってしまいます。前回と同じ失敗を繰り返すのではないかという不安や、前回と同じ失敗は繰り返さないという思いが強すぎてあがりを呼んでしまうのです。
あがることによりまた失敗をしてしまい、悪循環となってしまいます。
あがり症になりにくい人
あがり症になりにくいタイプの人は、周りの目を気にしない、過去の失敗を気にしない、といったポジティブな考え方が出来る人です。簡単に言えばあがり症になりやすいタイプとは真逆の人ということになります。
失敗を怖がらず、失敗したときにどのようにしたら良いかというノウハウを身につけている人であれば、あがり症とは無縁であると考えられます。
人にどう見られるか、どう思われるかを不安に思うあまりにあらわれるのがあがり症ですから、そういった不安を一切感じない人であればあがり症にはならないというわけです。
あがり症になりやすい人があがり症になりにくい人のような性格になるというのは簡単にはいかないかもしれません。しかし、あがり症に悩む人は、あがり症になりにくいタイプの人の考え方や思考を少しでも取り入れることにより、あがり症の克服に一歩近づくことが出来るかもしれません。
出来るだけ前向きな考え方をすることによって、あがり症の克服に近づくのです。