
冬の寒い時期には、朝起きると窓に結露がベッタリということがよくありますよね。この結露は、カビの原因にもなってしまうしとっても嫌なものです。
ところで結露はどのようにして、できてしまうのか知っていますか。結露の原因が分かれば、防止できますよね。そこで結露について、紹介します。
窓の結露はどうしてできるの?
なぜ、結露はできてしまうのでしょうか。家の断熱性能が悪いから、結露ができやすいと言う人がいますが、実はこれは間違いです。
断熱性能が高かい家でも、断熱性が低い家でも結露はできます。結露は温かく湿った空気が冷たい物に触れるとできるのです。
簡単に言うと、結露ができる原因は、「部屋の中の湿気が多いこと」、「部屋の中と外の温度差があること」のこの2つが原因で結露ができてしまうんです。
マンションの窓は結露ができやすいって本当?
マンションの方が結露ができやすいという噂があるのですが、これは本当なのでしょうか。実はこれは本当です。
戸建ての家と比べてマンションの方が窓の数が少なく、換気がしづらいといった場合が多いからです。
窓の結露の対策方法!
ではどうすれば結露を防ぐことができるのでしょうか。結露ができる原因別に考えていきます。
部屋の中の湿気が原因
何度も部屋の換気をするのが一番の防止方法です。1回5分ぐらいでも充分なので、1日数回の換気をしましょう。換気をすれば湿気が外に逃げてくれます。
ただし、雨や雪の降っている日には、逆効果になってしまうので、外気を入れないようにしましょうね。
部屋の中と外の温度差が原因
温度差が原因で結露ができてしまう場合があります。
具体的に例を挙げると、このような感じです。
- 室温20度・湿度80%のときは、結露ができるのは16度以下から
- 室温20度・湿度30%のときは、結露ができるのは2度以下から
湿度が低いと結露が発生しづらいので良い環境なのかと言えば、これは違います。
湿度が30%を切ると乾燥しすぎて、ハウスダストが発生しやすくなり、風邪のウイルスなども繁殖しやすい環境となってしまいます。
室温20度のときは、湿度45%程度が快適な環境だと言われています。これは断熱性が高い窓であっても、部屋の中と外で温度差があれば結露はできます。
生活状態を見直す
室内の湿度は、生活状態によって大きく変わります。窓ガラスは外と面しているため、冷えやすく結露ができやすいです。ということは冷えにくくすればできにくいということです。窓の下にストーブなどの暖房器具を置いたりすると効果的です。
暖房器具を見直す
暖房器具は「部屋を暖める」という効果はどれも同じなのですが、「開放型」とよばれる暖房器具は、まんべんなく部屋を暖めてくれます。
その半面、燃料が燃えるときに空気中に水分を出すので、結露しやすくなります。
ちなみに開放型暖房器具は、以下のとおりです。
- ガスストーブ
- ガスファンヒーター
- 石油ストーブ
- 石油ファンヒーター
結露防止テープというものも、ホームセンターなどで見かけたことがあります。冬には嫌な結露ですが、工夫をして快適に過ごすようにしましょうね。