タイヤがパンクしたら、焦りますよね。もし、あなたの車がパンクしてしまった時、スムーズにスペアタイヤに交換できますか?
タイヤ交換ができない人は、紹介しているタイヤ交換の動画を参考にするか緊急時に連絡をするJAF、保険会社の電話番号を携帯電話のメモリーに入れておきましょう。
目次
走行中にパンクかも!と思ったら、最初にすることは?
走行中に異音、振動、ハンドルが重い、ハンドル操作がやりにくい、右(左)に流れるという感じがあったら、要注意です。パンクをしている可能性があります。
パンクをしていることを疑ったら、まず、安全なところに停車します。
高速道路や交通量の多い道路で停車する場合は、ハザードや三角表示板を使用します。場合によっては、発煙筒を使うことも必要です。安全な状態で停車するようにしましょう。
安全に停車することができたら、タイヤの状態を確認します。
明らかにタイヤに異常がある場合
タイヤがバースト(破裂)していたり、何かが刺さっている、タイヤに穴が開いている、タイヤの空気圧が低くなり、明らかに凹んでいるような場合は、異常があるタイヤをスペアタイヤに交換する必要があります。
道路に停止したままタイヤを交換するのは危険です。なんとか自力走行できる場合は、低速でコンビニの駐車場等、広くて水平なスペースがある場所まで移動します。
そこで車載工具を使い、車体をジャッキアップして、タイヤ交換を行います。自分で対処できない時は、JAFを呼びましょう。加入している自動車保険によっては、無料になる場合もあります。
見た感じ異常が確認できない場合
なんとなく走行に違和感は感じるけど、どのタイヤを見ても異常が無い場合は、低速で少し走行してみて、再度、タイヤの状況を確認します。
タイヤに異常が見られなくても、ムシ(エアバルブ)の劣化により、空気が漏れている場合もあります。
できるだけ早くカーディラー、ガソリンスタンド、カー用品店(オートバックス、イエローハット等)でパンク点検をしてもらうと良いでしょう。
駐車場に停めている状態で空気が減っている場合は?
駐車場に停めている状態でタイヤの空気が減っている場合は、必ず空気漏れの原因があるので、パンク点検をしてもらう必要があります。
残っている空気の量にもよるが、基本的にタイヤをスペアタイヤに交換してから走行します。自分で交換できない場合は、JAFを呼びます。
パンク点検、パンク修理の料金
パンク修理をする場合、料金は1,000円~3,000円ぐらいが相場です。パンク点検だけの場合は、1,000円~2,000円ぐらいが相場になります。お店や地域により料金は異なります。
見た目に異常が無くても、気になったら、パンク点検はしておきましょう。走行中にタイヤがバーストしてしまうと、大事故の原因になってしまいます。
車の運転は、ベストな状態で行ってください。
- バンク修理の料金…1,000円~3,000円程度。
- パンク点検の料金…1,000円~2,000円程度。
パンク修理ができない場合
バースト(破裂)している場合は、パンク修理をすることはできません。タイヤのサイドに釘が刺さっていたり、穴が開いている場合もダメです。
このような場合は、タイヤを1本購入して、タイヤ交換をする必要があります。
パンク修理は、自分でできる?
パンク修理キットは、カー用品店、ホームセンターで販売されています。自分でパンク修理を行ったほうが費用は安く済むのですが、いろいろ道具も必要ですし、手間がかかります。
私が某カー用品店に勤務していた時のパンク修理の手順を紹介します。
まず最初に行うことは、パンクしているタイヤを外し、そのタイヤに空気を入れます。空気圧は少し高めの2.5kPa程度です。タイヤをパンク点検用の水を入れた容器に浸けます。
空気が漏れている箇所を確認するためです。はっきりとした泡が確認できない場合は、小さな傷に目星をつけ、石鹸水をかけます。泡が出るのでパンクしている箇所を確認します。
パンクしている箇所が確認できたら、パンク修理キットを使い、パンク修理剤を注入します。修理をした箇所からの漏れが無いことを確認し、ムシからの漏れがないことも確認します、最後に空気圧を整えて完成です。
この手順のパンク修理を自宅で行う場合には、空気を入れることができるコンプレッサー、タイヤが半分以上浸かる大きめの容器、ジャッキアップをできるスペースなどが必要になります。
ジャッキアップの知識も必要です。これらの条件をクリアできれば、自分でパンク修理をすることは可能です。
いろいろな手間を考えたら、カーディラー、ガソリンスタンド、カー用品店(オートバックス、イエローハット等)でパンク修理を頼む方が楽なように感じます。
タイヤ交換の方法
スペアタイヤへの交換方法が分からない場合は、下記の動画を参考にしてください。
タイヤ交換をする時に、まず慎重に行う必要があるのが、ジャッキアップです。平らな場所行わないと、ジャッキが外れて、怪我をしてしまうこともあります。
また、きちんと車のジャッキアップポイントにジャッキを当てないと、車体が歪んでしまうこともあります。
これで安心! JAFが教えるタイヤ交換の方法
絶対にしてはいけないこと
タイヤを点検している時に刺さっている釘を見つけたら、抜きたくなると思いますが、この釘を抜いてはいけません。釘が栓になっていて、空気漏れを止めているからです。
もし、釘を抜いてしまうと、タイヤ内の空気が一気に抜けて、タイヤがぺしゃんこになってしまいます。この状態で走ってしまうとホイルを痛めてしまいます。
ホイルの修理や新品のホイルを購入する場合は、高額な出費になってしまいます。パンク修理なら、数千円で済んだところが、数万円の出費になってしまう場合があるのです。