
みなさんは、円形脱毛症の患者の約4分の1は15歳以下の子どもだと知っていましたか?円形脱毛症とは、よく10円ハゲとか500円ハゲと言われるものですね。
子どもの円形脱毛症は治りにくいことが多いので、本人にとってもその家族にとっても大変だと思います。
今回はそんな子どもの円形脱毛症について知っていただけたらと思い、原因や治療法などについてご紹介します。
目次
子どもが円形脱毛症になる原因は?
子どもの円形脱毛症は大きく分けて、アトピーなどのアレルギー体質が原因の場合と、ストレスが原因の場合の2つが挙げられます。
アレルギー体質が原因の場合
アレルギー体質の子どもの場合は、免疫機能の異常が原因だと言われています。
身体中のあちこちが痒いだけでなく、頭も痒くなってしまい、ついかいてしまうことで、脱毛になってしまったりします。
ストレスが原因の場合
ストレスが原因の円形脱毛症は、大人と同じで、何かしらのストレスで自然と抜けてしまうことです。普段の子どもの言動をよく見て、本当のストレスの原因を分かってあげることが大切です。
親が解決してあげるというよりは、親がいつも自分を見守ってくれていると子ども自身が分かってくれるといいみたいです。
アレルギー体質以外ではストレスが大きな原因であることが多いので、親がしっかり見守ってあげることが大事です。
子どもの円形脱毛症の種類
子どもの円形脱毛症の種類は4つあります。
単発型
最も多い症状で、頭に円形型の脱毛が1~3個所出来てしまうものです。これは、男女年齢問わず発症します。
約半数の人は自然に治っていくケースが多いです。
多発型
脱毛が2~3個所以上できていて、一旦治っても何度も繰り返しできてしまいます。
これが生え際に出来るものを「蛇行型」といい、主に子どもに多く治るのが難しい場合が多いです。
全頭型
数か所にできた脱毛が大きく広がって繋がっていき、結果的に全体の髪が抜けてしまいます。これは、早めに治療しないと治るのに時間がかかります。
汎発型
円形脱毛症の中で最も重度で、アトピーによる円形脱毛症が悪化した症状と似ています。これは髪の毛だけでなく、眉毛、まつ毛などの身体中の毛全てが抜けてしまいます。
かなり根気強く治療を受けないとなかなか治すことは難しいです。なるべく早い段階で治療を受けましょう。
治療はどうしたらいい?

子どもの円形脱毛症の治し方は、基本的には大人と同じです。
小児科ではなく皮膚科で受診し、薬や注射などを使ったり、生活習慣の改善が主な治療内容となります。もちろん保険は効きますよ!!
一番大事なのは子どもの気持ちを最大限尊重してあげることです。かつらや育毛剤などありますが、本人の希望に添ってあげましょう。
子どもが円形脱毛症になるぐらい何かストレスを受けているのだとしたら、親はとっても心配ですよね。
気になることがあれば早めにお医者さんに相談してみることがいいと思います。