
日本酒っておいしいですよね。まろやかな口当たりの日本酒は、美味しい料理と一緒に味わえば、最上の気分になります。ところで、日本酒のカロリーを気にしたことはりますか。
なんとなく、甘めの口当たりの良いお酒ってカロリーが高そうなので、ダイエットするなら飲まない方が良いような気がしませんか。
もし、飲んでも太らないお酒があるなら、ぜひその情報を知っておきたいですよね。そこで今回は、日本酒と他のアルコールのカロリーについて調べてみました。
日本酒ってカロリーが高いって本当?

まず、最初に日本酒のカロリーを調べてみました。純米酒、本醸造酒、吟醸酒、純米吟醸酒で少し差があるのですが、103kcal~107kcalです。参照:食品成分データベース
- 純米酒 … 103kcal
- 本醸造酒 … 107kcal
- 吟醸酒 … 104kcal
- 純米吟醸酒 … 103kcal
日本酒以外のお酒のカロリーは以下のとおりです。ビールやワインは、100mlあたりで比較すると日本酒よりもカロリーは低いのが分かりました。
ただし、ビールは飲みやすいため、飲む量が多くなります。中ジョッキ(500ml)1杯のカロリーは、約200kcalになります。日本酒ばかり飲む人とビールばかり飲む人で比較した場合、1晩で飲むお酒のカロリーは、ビールの方が多いかもしれません。
今回、調べた中での最もカロリーが高いお酒はジンでした。
- ビール … 40kcal
- ビール(黒) … 46kcal
- ビール(スタウト) … 63kcal
- ビール(発泡酒) … 45kcal
- ワイン(白) … 73kcal
- ワイン(赤) … 73kcal
- ワイン(ロゼ) … 77kcal
- 紹興酒 … 127kcal
- 日本酒 … 107kcal
- 焼酎(甲類) … 206kcal
- 焼酎(乙類) … 146kcal
- ウイスキー … 237kcal
- ブランデー … 237kcal
- ウォッカ … 240kcal
- ジン … 284kcal
- ラム … 240kcal
- 梅酒 … 156kcal
カロリーだけを比較しても、日本酒が太りやすいお酒なのかどうかは、分かりません。ビールは日本酒に比べてアルコール度数が低いので、日本酒よりもたくさん飲むことができます。
でも、逆にアルコール度数の高い焼酎などはカロリーも高いのですが、そんなにたくさんは飲めないはずです。
このようにカロリーだけではどのお酒が太りやすいとか言えません。要するに、アルコール度数でみれば、どのお酒でもほぼ同じようなカロリーになるのです。
太るのはおつまみが原因? 太りにくいおつまみの選び方は?

お酒のカロリーを1合で考えてみます。日本酒1合=約180mlのため、純米酒の場合、1合で185.4kcalです。ごはん1杯、食パン1枚(6枚切り)は、約200キロカロリーです。
お酒がそれほど高カロリーではないことが分ります。
では、なぜ日本酒をも飲むと太ってしまうと考えられているのでしょうか。この原因は、おつまみにあります。
お酒を飲んでいる時に、つい唐揚げとかポテトフライなどの高カロリーのおつまみを注文していませんか。実は、お酒を飲むよりも高カロリーのおつまみを食べて、太ってしまう場合が多いのです。
お酒の席が太りやすい原因は以下のとおりです。
- お酒の場の雰囲気に流されて、いつもよりたくさん食べてしまう。
- 酔っているので、必要以上に食べ過ぎてしまう。
- 夜に飲むことが多いので、カロリーを消費できずに寝てしまう。
- 肝臓の機能もアルコール分解に使われているので、食事の分解ができていない。
低カロリーのおつまみは?
お酒のおつまみを注文する時には、枝豆、冷奴、冷奴、もろきゅう、ししゃも、板わさ、焼き鳥(塩味で皮以外)を食べるようにしましょう。
サラダはヘルシーで低カロリーなイメージがあるのですが、シーザーサラダには注意してください。シーザーサラダはなんと、230キロカロリーもあるのです。サラダだと思って、安心して食べ過ぎてしまうとカロリーオーバーになってしまいます。
また、炭水化物の多い締めのメニューには、注意しましょう。
糖質ゼロの日本酒があるって本当?
アルコールにはビール、日本酒、ワインのような「醸造酒」と、焼酎、ウイスキーなどの「蒸留酒」があります。
なんと、蒸留酒は糖質を含まないのです。ということは、お酒をやめなくてもダイエットは可能なのです。目からウロコですよね。でも、いくら飲んでも良い訳ではないので注意してください。
これからの季節、忘年会や新年会などで飲みに行く機会が増えると思います。飲み過ぎ・食べ過ぎには気を付けて、お酒を楽しみましょうね。