セグウェイは公道を走ることができるの?

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セグウェイを公道で乗ると違反になるの?

セグウェイはアメリカで開発された近未来のスクーターのようなもので、電気を動力とした立ち乗り二輪車となります。

アクセルやブレーキなどはついておらず、基本は体重移動だけで操縦するもので、最高時速19キロと車両としては不十分な乗り物と言えます。

物珍しさから乗り回したいと考える人も多いかもしれませんが、このセグウェイは分類上、自動車又は原動機付自転車と認定されているため、道路運送車両法に基づいた保安基準が適用されています。

つまり、セグウェイで公道を走行するためには、自動車又は原動機付自転車の保安基準を満たす必要があり、具体的には警察署での道路使用許可書、誘導員の配置、小型特殊自動車の免許が必要となるのです。

セグウェイで公道を走るのに免許は必要なの?

セグウェイの操作は体重移動だけとシンプルな乗り物になっていますが、自動車又は原動機付自転車と分類上は同じ扱いを受けるため、勝手に公道を走ると道路交通法で無免許運転となってしまいます。

国土交通省はセグウェイを小型特殊自動車、または原動機付き自動車として車両認定しているため、それに応じた免許が必要となります。

少なくとも原付免許は持っていないと乗ることができないため、結果的に16歳以上の人でないと操作することができません。法律的にも制限が多いので、気軽に乗り回すのは難しいと考えた方がいいかもしれません。

ただし、道路交通法が適用されるのは公道なので、私有地や許可を得た公園などはこの限りではなく、安全に操作することができれば誰でも楽しむことができます。

2015年7月からセグウェイで公道走ることができるようになりました。ただし、公道で走るには届出が必要になります。気軽に乗れるようなものではありません。また、公道走る際の最高速度は、10km という決まりがあります。

セグウェイを公道で乗った場合の罰則は?

セグウェイはモーター出力の大きさから普通自動二輪車にあたると判断され、通常は前照灯やブレーキ、方向指示器を装着する義務があります。しかし、当然ながらブレーキなどの器具は装着されておらず、公道で走らせた場合は道路交通法違反に該当してしまいます。

2003年には公道でセグウェイを走らせたことにより訴訟された事件も起こり、50万円の罰金の支払いが命じられています。

現行ではセグウェイに対する法律が明確に定まっていないため、国土交通省の提示する保安基準を満たす必要があることから、場合によっては無免許運転、自賠責保険未加入、整備不良などで処分されることもあり得るのです。

こういった理由から様々な制限がかかるので、無理に公道で走らせることはせず、問題のない私有地などで楽しむ程度に抑えておくと良いでしょう。

※道路交通法が変わっている場合があります。セグウェイ、ミニセグウェイを公道で乗る場合には、必ず道路交通法等の詳細を確認してから乗るようにしてください。

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